|Posted:2013/11/29 22:13|Category :
フランス|

フランスでの約1ヶ月間の買付けを終え、昨日、無事、軽井沢に戻ってきました。
今回も沢山の美しいアンティークやブロカント、そして暖かい人々との出会いがあり、本当に実り多き
旅となりました。

今回の滞在では学生時代を過ごしたカリフォルニアの出身ということで意気投合し、仲良くなった
プロヴァンス在住の米国人女性の友人 Alisanneに紹介してもらったアンティーク業界に携わる人々
との出会いはかけがえの無い財産となりました。
中でもアンティーク布やレースのコレクターFrancineの夢のようなお店で出会った、かつては嫁入りに
備えて少女時代から何年も掛けて作ったというプロヴァンス発祥の芸術品ため息が出るほど美しいキルト
"Boutis"(残念ながら大変高価なので手に入れることはできませんでしたが ...)や彼女の友人で
アンティークミラーや人形の販売・修復を手がける、夫の母と同郷でブルターニュ出身の職人 Maël の
フランス文化を愛し、承継し続けることを日々生きがいとする姿にも感銘しました。

初めて彼の工房を訪れた日は、翌週、Alisanneのアメリカ行きのコンテナに乗せる予定だという
1600年代の"Sainte Marie(聖母マリア)"を修復していました。

予定よりも少し早くコンテナがいっぱいになったので、帰国数日前にはプロヴァンスの美しい自然と
歴史が色濃く残る"Luberon地方"にある小さな村々をまわり、南仏の心地よい太陽の光を浴び、心身
ともに癒されました。

青い空を背景に美しく聳え立つ城があり、アーチストが多く集う町Lourmarinや今回、初めて訪れた
ピーター・メイル著書「プロヴァンスの12ヶ月」の舞台として一躍有名になったMenerbeの町など、
まるで中世の時代から時が止まったかのような美しく幻想的な世界が広がる南仏プロヴァンスでの
過酷だったけれどつかの間の夢のような生活が終わりました。

夫もトラックの運転から解放され、無事帰国の途に着き、私以上にほっとしているようです。
でも、心の奥底では 1/2 フランス人であることをより一層、誇りに思っているはずです。
今回も本当に沢山の人々に親切にしていただきました。
渡仏中、私たちを助けてくださった皆様、本当にありがとうございました!!
Alisanne, Anna, Bernard, Catherine, Danielle, Frederic, Gerald, Isabelle,
Jean, Jean-Pierre, Julian, Lauren, Lina, Maël , Marthe, Nicola, Nicolle,
Severine...
Merci à tous et à bientôt!
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