|Posted:2016/08/10 15:24|Category :
その他|

皆さま、こんにちは!
まだ、梅雨明けこそしていませんが...軽井沢も初夏を感じる季節になりました。
今の季節にぴったりのしっとりとした大人の雰囲気が素敵な紫陽花が本当に綺麗ですよね。

我家の愛犬「すもも」もフカフカのロングコートをバッサリ、夏恒例のサマーカットをしてもらいにアウトレットへ。いつも優しく、丁寧に対応して下さるトリマー(店長)さんがいらっしゃるので安心です。
久々に自宅庭の脇を流れる千ヶ滝用水の様子を見に庭へ足を踏み入れると偶然、
大木にクワガタが群がっているのを発見し、夫に教えるとまるで少年のようにはしゃいでいました。

江戸時代に小諸のお殿様によって造成されたという千ヶ滝・御影用水路。
軽井沢から20km以上離れた小諸まで浅間山の伏流水を用水路を用いて運び農業用水として
人々の生活を支え続けてきた歴史があるそうです。夏場でも水はひんやりとしていて、時折、
カモのカップルが気持ち良さそうに泳いでいます。庭に出るのは久しぶりでしたが、用水路を
静かに流れる澄んだ水の流れを見ていると心が癒されます。

フランスから5月に帰国して以降、今シーズンに向けての実店舗の準備や運営、今回買い付けた
品々の輸送・通関準備等で何かと忙しく、休日もなかなかゆっくり過ごす時間がありませんでしたが
初夏を感じさせる清々しい気候や賑やかになりつつある周りの雰囲気に何となくワクワクします。
そして、東京から移住してから早くも約6年の月日が流れ、当たり前にのようになってしまった
「森の生活」。今一度、まわりを意識してみると意外に小さなサプライズが多いことに気付きます。

こちらに移住した直後にある庭園で出会ったのをきっかけにどうしても自宅の庭にも欲しくなり、
地元の園芸店で季節外れになり売れ残っていた苗木をようやく手に入れ、自宅庭に植えたモクモクと
煙のように見える珍しい花を咲かせる「スモークツリー」。
小さくてか細かった苗木も今ではこんなに逞しくなりました。
元々は白い花が咲く方が欲しかったのですが、苗木に付いていたラベルが欠損しており、園芸店の
方も花が咲くまでどちらの色なのかはわからないとのことで購入したのですが...結果は燃えるような
レッドでした(笑)そして、今年は初めてこんなに鮮やかに色付きました!
遠くから見ると線香花火のようにも見え(!?)私たちを楽しませてくれます。
日常生活ではなかなかフランスにいる時のようなスペシャル感は味わえませんが、軽井沢の森の中
での生活にも実際には小さな驚きや発見がいっぱいです。
いつもの景色や空気にちょっとだけ意識を傾けるだけで不思議と気持ちも豊かになります。

また、お部屋のインテリアも新しい無機質なものばかりだと息苦しくリラックスできませんが、
室内に少しでも花やグリーンを取り入れるとゆっくりと時を重ねてきた優しい風合いのアンティーク
をお部屋にプラスした時のような癒しの空間になりますよね。
実はとても相性が良いアンティークと花...
どちらも生活必需品ということではありませんが、いずれも安らぎ感満載のアンティークや
花をお部屋のアクセントとして少し取り入れるだけで自然と生活が豊かになるような気がします。
今は亡き、私たちのアンティークの心の恩師Jaquesのいかにもフランス人らしい言葉を思い出します。
忙しい日常生活においても、五感(見る、聞く、触れる、嗅ぐ、味わう)を意識しながら生活する。
そして、美しいものを見て、素直に美しい!と感じる気持ちを大切にすればきっと僕のように素晴らしい
アンティークと出会うことができるでしょう。
いつも、夢のような素敵なアンティークの品々で溢れていた彼の美しいアトリエを思い出しました。

アンティークと花のある生活こそ
ばら色の人生
La vie en rose
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