Nos racines

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約二週間のフランス買付けが終わり、無事に軽井沢に戻ってきおります。
今回も私たちのルーツを感じる素敵な出会いが沢山ありました。

一方で、現地で夫の腰痛が悪化し、ある意味波乱万丈の旅となりましたが…
いつもと違う経験をしたからこそ、実りも多い旅になったのではないかと思います。

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デバラージュ(プロ向けアンティーク市)開催期間中は毎朝4時ごろにはコンドミニアムを出発し、
夫がレンタルしたトラックを運転して時には250㎞以上離れた会場へ、まだ日が昇る前の
暗闇の中、フランスをはじめ、世界中から集まったアンティークハンターたちと会場内のスタンドで
買った温かいコーヒーとクロワッサンを片手に楽しくお喋りをしながらフェアーの開場を待ちます。
フェアー開場前はあんなに皆和気あいあい、和やかな雰囲気なのにフェアー会場後はわれ先
にと猛ダッシュで広大な会場内にあるお目当てのブースへ、詳細についてはご想像にお任せ致しますが、
泣いても笑っても世界に一つだけのお宝アンティークを求めて、それはまさに戦です(苦笑)。

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アンティークハンティングをはじめてからもう何年も経ちますが、毎回、驚きと感動の連続です。
ゆっくり時を重ねた美しいアンティークとのハッとするような素敵な出会いや、懐かしい日本の品々に出会うこともあります。

ルイ16世様式のチェアの上に無造作に置かれたフランスでも人気のある浮世絵や

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時代を感じさせる表情豊かな日本人形たち...

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そして、時にはこんな珍品に遭遇することも…

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いつもアンティークは人との出会いによく似ていると感じるのです。恐らく、もう二度と出会う
ことがないであろう、それぞれが素敵なストーリーと個性を持つアンティークたちとの一つ一つの出会い本当に大切にしたいです。

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今回は、デバラージュ初日に昨年末のコンテナ到着時から腰を痛めていた夫の腰の具合が悪化し、時折、歩くことさえままならなくなってしまいました。
先に購入していた何点かの家具は暫くの間、倉庫に保管することに決め、急遽、家具などの
大型アイテムの仕入れは断念し、今回はレースなどの小型アイテム中心の仕入れに切り替
えることになりました。そして、残りの時間は次回以降の買付け準備を目的としたディーラー
たちとの商談や現地スタッフとの打ち合わせに時間を費やしました。

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普段から前向きな性格の半分フランス人の夫は「C'est la vie ! これも人生…」と即座に状況
を受け入れ、こちらでの時間を有効に使えるよう努めていましたが、やはり内心はとても
ショックだったと思います。幸いにも前回分(9月)のコンテナが昨年末日本に到着した
ばかりなので、まだ手元にはネットに未掲載の商品も沢山あり、暫くの間は心配ないはずですが…
夫の腰の具合が回復次第、再びフランスへリベンジの買付けに戻る決意です!

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一方で、ゆっくり時間をとって現地関係者と話をする機会が持てたことで貴重な情報を沢山
入手することができ、新たな人脈を築くことができたことも今後の糧になったと思います。

また、普段は入手困難な大判レースなどの素晴らしいアイテムとの素敵な出会いが沢山
あり、手荷物を含め数多くの素敵な品々を持ち帰ってきました。徐々にウェブショップの方にも
掲載していく予定ですので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

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そして、帰国日のフライトが朝ということもあり、前日にはコンドミニアム(山側)から空港近くのホテル
(海側)に移動したこともあり(夫も運良く運転中は腰の痛みをさほど感じないとのことだったので)
普段は時間がなく、あまり行くことができないコートダジュール(地中海沿い)まで久々に足を
伸ばし、いつもよりも少しだけゆっくりフランスでの時間を満喫することができました。

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騒がしい大都会マルセイユの街を少し離れたところにある美味しいワインの産地としても有名な念願の
Cassis(カシ)やコートダジュールという言葉の発祥の地であり、多くの日本人も知る
「La Mer」の作者であるシャルル・トレネも汽車の車窓から見たコートダジュールの美しい海
に魅了され、あの名曲を作詞したとされるHyeres(イエール)にも今回はじめて行ってきました。
いずれもニースやカンヌの街を少しコンパクトにしたような美しい浜辺やヨットハーバーがある
素敵な港町です。

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日本人の父とフランス人の母を持つ日仏ハーフの夫は、普段はSentiment(愛国心)は日本にあるのだ
そうですが…フランスを離れる頃になるとやっぱり自分はフランス人なんだなーと感じるのだそうです。
日本人の私は海外に長く住んでいる時、日本人としてのアイデンティティーが芽生えるのですが
祖国を二つ持つダブル(ハーフ)ならではの究極な個性なのかもしれませんね。

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フランス人にとっても東洋の血が半分流れる夫のことを最初は神秘的に思うようですが
フランス語を話す日本人とは異なる何か本能的な共通点を感じる方が多いようです。
そんな日本人でありながら、フランス人でもある夫のお陰で、なかなか日本人では体験
できないような貴重な経験や現地人同様のアンティークの仕入れができるのではないかと
思いますので(普段はあまり口に出して言うことはありませんが)今回のアクシデントにも
柔軟に対応することができ、結果的には実り多き旅になったことを夫ことオーナーのラファエル
に感謝します!

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青い空と青い海、そして燦々と降り注ぐ
明るい太陽…

私たちのルーツが沢山詰まった南仏プロヴァンス
&コートダジュール
いつも沢山の素敵な思い出をありがとう!

また、会う日まで!
Merci beaucoup et a bientot!

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プロフィール

auborddeleau

Author:auborddeleau
東京でのアスファルトの生活から軽井沢の森の住人となり、アンティークディーラーとしての経験もあった日仏ハーフの夫と共に何度もトラックで南仏を中心にフランス各地を周り、現地の人々が長年大事にしてきた一点もののアンティークやブロカントを買い集め、軽井沢の森の中でフレンチアンティークショップ"Au Bord de l'Eau(水のほとりで)"を開くこととなりました。
日本でアンティークというと少し敷居が高い印象がありますが、古いものを大切にする(古いものに価値を見出す)フランスでは、プロだけではなく一般の人々が週末アンティーク市や郊外のブロカントを巡り、お気に入りの1点ものを見つけ、新しい物と上手く調和させながら生活の中に取り入れるのが一般的です。
決して煌びやかではありませんが、ひとつひとつ自分たちの心に響いた品々を集めましたので、その中から"Favori(お気に入り)"を見つけていただけたら幸いです。


軽井沢のフレンチアンティーク
オ・ボール・ドゥ・ロー
"Au Bord de l'Eau"

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